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The Madcap Laughs - Syd Barrett (帽子が笑う…不気味に / シド・バレット)


久々の投稿となってしまった今回は、今まで英語で書いてきたのですが、これからは日本語でも少しづつ書いていこうと思っています。

目標は一日一投稿!(といっても本当に続くのかw)

ということで、今回は元ピンク・フロイドのメンバーで、バンドを作ったとも言ってもいい、私の大好きなシド・バレットについて紹介してみたいと思います!

といっても…

日本語で彼の名前を検索にかけても、あんまり引っかからないことが多くて、日本での知名度はいま一つ(汗)な感じですが、この人、実はいろんな意味で伝説的なんです(笑)

まずは、このソロ第一弾の紹介ですが、68年にピンク・フロイドを離れた後、バンドのプロデューサーであったピーター・ジェナーが、このアルバムをプロデュースしようと試みるものの、2か月で断念。シドの精神治療後、69年4月に録音が再開され、ソフト・マシーンのマイク・ラトリッジ、ヒュー・ホッパー、ロバート・ワイアットの3人、ハンブル・パイからジェリー・シャーリー、またピンク・フロイドからはデヴィッド・ギルモアとロジャー・ウォーターズもバックに参加し、ピーター・ジェナーから引き継いだマルコム・ジョーンズのプロデュース下で録音されました。

ソフト・マシーンとシドとの交流といえば、他にもケヴィン・エアーズに頼まれてシドがバックに入ったReligious Experienceという曲もあります。

これがねぇ~、サイケ好きにはたまらないんですよ~

このアルバムには関係ありませんが、一応ビデオ載せときますね!

さて、少し脱線してしまいましたが(笑)、このアルバムの魅力は、まずカオスさにあります(ディスってるわけじゃない)。

曲も幼少期に乗った思い出のタコ型の遊園地の乗り物や、ロックが好きじゃない彼女を尻目に彼女の妹と付き合っちゃう歌まで色々ですが、一番カオスなのは12曲目のIf It's In Youでの声裏返ってやり直してるのに全部カットせずそのまま入れているところ(笑)
シド本人までカットしてくれとその曲で言ってるのにも関わらずしていないっていう(笑)
いや、フツーになんでやねん!ってツッコミたくなるけど、そこが良いところなんです(?)

ということで、ここまで書いたんだからちょっと聴かせろよって方もいらっしゃると思うので、もちろん載せておくので聴いてみてくださいね!←

ちなみに、このジャケットを担当したのは、ヒプノシスのストーム・トーガスン。カメラマンはシドの親友のあのミック・ロック(!)が担当しました。この撮影は彼が当時住んでいたアパートで行われ、シドはこの日のために床をストライプに塗ったんだとか。

このアルバムでおそらく一番有名な曲はやはりOctopusです。これはさっき言った幼少期の遊園地の乗り物についての曲で、サイケでドリーミーなアシッド・フォークに仕上がってます。

個人的には、Here I GoとGolden Hairもとても好きです(あ、裸体で映り込む女性はシドの当時の彼女です…)

そういえば、このアルバムの翻訳タイトルが『帽子が笑う…不気味に』になっていたと思うのですが、知ってる方もいるかもしれませんが、それは完全に間違ってます(笑)

まあ確かにシドが言いそうですが、Madcapは向こう見ずな、とかそういう意味なので、だいたい『向こう見ずな人が笑う』みたいな邦題になるのかなあって感じです。
多分翻訳された方はこの単語を知らずに、madを気が狂ったとかそんな意味でとらえってしまったのでしょうね(笑)


シド・バレットのことが好きだったのでこんなに書いてしまいましたが、ここまでお読み頂きありがとうございました~!

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